寝坊した朝
何気なく開いたノート
ささやかな夢と
後ろめたい気持ち
綴られていた
夢はいつの間にか
夢じゃなくなっていて
だからきっと
今夢見てる景色も
そう遠くないうちに
叶うのだろう
そんな気がするんだ
後ろめたい気持ちは
少しずつ姿を変えて
相変わらずそこにいるけど
それできっと
十分なのだろう
いつのまにか
積み重なっていた
やり場のない感情の
維持管理はたいへんで
本当はすぐにでも
手放したいけれど
簡単なことじゃない
それでもきっと
いつかは少しは
楽になるのだろう
笑っていられるだろう
だからまだ
ささやかな夢も
後ろめたい気持ちも
やり場のない感情も
手放すことなく
抱き続けよう
